東日本大震災から7年、福島わすれない!
福島原発事故から7年を迎え、私は改めてあの日を振り返っている。
私自身もこの日の地震で甚大な液状化被害を受けて、初めて被災者としての幾分かの経験もしたのであるが、
今日は朝からテレビなどで報じられる映像をみながら、7年たっても被災地の復興は道半ばであり、なぜ、こんなに
復興が進まないのか、苛立ちや怒り、もどかしさは募るばかりであった。
自分でも心の整理がつかないまま、今日は浦安駅前で行われている「復興うらやす」被災者追悼イベントに夫と向かった。
今なお、ふるさとに戻れないまま、生業を取り戻せないまま、それでも多くの人々が懸命に生きている。
犠牲になった方々の死を無駄にしない、そのために私たちに何ができるのだろうか?
福島では、帰還困難区域以外の地域で避難指示が解除されたものの戻ってきた住民はわずか。
約5万人が今も避難を強いられているという。
原発事故は津波や地震とは異なり人災としての要素が大きく、放射線による被害は未来の子どもたちにも及ぶ。
原発事故特有の被害に今も苦しんでいる被害者たちを見捨てる政治は許せない。
全ての被災者の生活と生業が再建されるまで国と東電にはその責任を果たすよう強く求めたい。
写真は昨年7月15日、南相馬市を訪れた際に撮影したもの。
除染したものが今も、袋に入れられ野積みされている。市内のあちこちで見られる。